著者:ためこう
出版社:BBC DELUXE
★
攻め:ウルジ(黒短髪)/受:ラムダン(表紙銀髪ロング)
『約束されていた富豪との婚儀の直前、双子の妹・ララは好いた男と村を離れた。ラムダンはララを無事に逃がすため、ララのふりをして花嫁に成り代わる。適当なところで富豪の家から抜け出すつもりだったラムダンだが、婚儀の初夜、媚薬で自由にならない身体を仮の夫となったウルジに激しく犯され、翻弄されてしまいーーー?』
異国民族もの・クール攻・執着攻・女装男子
実は元から攻により仕組まれていた政略結婚だった。双子の妹ではなく最初から双子の兄の方に惚れている。その執着心はなかなかに異常さが出ている。
作中何度もやることやっているしグズグズに気持ちよくなっているものの、攻に対して嫌悪感があり受は隙を見ては何度も○ろしにかかるし、機会があれば逃げ出そうとする。そのギャップが凄すぎて個人的にはついていけなかった。だってさっきまで「中で○して」とか「早く○れて」って甘々に感じまくっていたのに次の瞬間「誰がお前なんか」って睨みつけてるのよ?どうした?情緒不安定なんか?ってなる。
兄弟の契りを交わした幼馴染が登場するんだけど、幼馴染の目の前で隠れて攻にいたずらされてちゃった時もめちゃめちゃに感じてしまった受。しっかり幼馴染は当て馬にさせられちゃうのよ。
結婚初夜から1週間は部屋にこもって子作りをするっていうのがこの村のしきたり?なんだけどその期間でこんなにも開発されてしまうものなのかな?媚薬を使っているから身体を作りこまれてしまった設定なのかもしれないけど、もちろん読み手としてはそこの時間経過がないのでいきなり受がビッチになったようにしか見えなかった。
あと受はことあるごとに木に登っては落ちる。これはこの漫画の定番ですw
攻はほぼ無表情。口数が少なくクールだが1巻ではなにを考えているのかほぼ不明。
後半には攻の父や兄も登場するがなにやら性格悪そうというか一癖も二癖もありそうで2巻以降がさらに波乱になる予感。
モンゴルのようなちょっとエジプトのようなそんな雰囲気のある異国が舞台。イラストが上手いので安定しているしキャラクターの肉付きが良くやわらかそう。
双子の妹のフリをしているだけあって男の子なのか見間違えるほど可愛いし髪の毛も長いので見た目はほぼ女の子。筋肉があるわけでもなく、異国の衣装が大体ひらひらなので余計女性にしか見えない。男性なんだとわかるのはち○ち○がついてることとがさつな言葉遣いだけなので見た目はBLというよりも普通の男女もの。男くさいのが苦手な人には入りやすいんじゃないかな?女子っぽい受や男の娘が好きな人にもいいかも。受の下着がいちいちエロくて架空の異国設定万歳という感じ。
ーーーーーーキリトリ線ーーーーーーー
以下より下からはネタバレを含む
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最初から攻は受が妹の身代わりになっていることを知っているので、結婚日初夜も男とばれないかびくびくしている受をよそにがんがんに攻めていく。勃っているのが下着を履いていてもしっかりわかるけどそこももちろんスルー。必死に胸を隠す受に対して「胸が無いの気にしてたのか?」には笑ってしまった。それは女に対してもアウトw
この時点ではもちろんノーマルな受なので攻に対して激しい敵意を抱いて「○ろす」とまで思っているのだが、媚薬の影響で次のページでは「でも気持ちがいい」と即メス堕ちしているw
幼馴染のファインプレーでなんとか生まれ故郷の村に帰れた受だが、まさかの家族同然だった村の人に村のために男でもいいから攻のところへ戻れと言われてしまう。さらに父親には「実はお前たち双子は捨て子なんだ」と衝撃の打ち明けを聞かされる。なんてこった。
自暴自棄になった受に○ろされそうになる攻なんだけど「最初からお前の事を見ている」と告白。自分のことを妹としてではなく自分として最初から見てくれていた攻に対して思い直す受。
その後、気持ちを確かめる見せしめのように幼馴染の目の前で濃厚なキスをさせられる。なんてこった。幼馴染にとっては踏んだり蹴ったりである。
受はシスコン並みに妹思いだが肝心の妹とのエピソードはそこまでないし、もちろん駆け落ちしてしまっているので妹が登場することはないのでかなりのキーパーソンの割には影が薄い。
しっかりしたストーリーがあるようだが、おそらく二人がいい夫婦になるであろうラストのために沢山の人間と出来事がちりばめられた状態で、結果どれもが浅く感じられてしまう。
とにかく隙間という隙間にエ○シーンを挟んでくるので回数は多い。でも受の曲部はほぼ白塗りで形すらわからない状態で消されているので、まぁ、やっぱり女にしか見えない。残念ながら2巻を購入するほどのめりこめなかったが人気作品ではあるので今後もっと展開があり面白くなるんだろうと思う。
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